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2011年9月 4日 (日曜日)

沈黙の赤外線解析リモコン(その2)

さて、UARTでデータを覗いてみれば一発で解決するかと思われた赤外線解析リモコンですが、却ってワケワカラン状態となってしまった前回。その後の顛末を記します。

結局、埒があかないのでロジックアナライザを導入する事にしました。前々からオシロも含めて「欲しいなー」と思っていた機材の一つでしたがついにその時が来たようです。まぁ、そんなに大それたものは買えないし、買っても使いこなせなかった(\(^o^)/オワタ)となっても困るので、入門機にはちょうどいいであろう、ZEROPLUSのLAP-C(16032)をチョイスしました。

購入後しばらくは使い方に戸惑い、若干の失敗(試しにやってみたUARTのbaud rate設定の仕方が分からなかった)も経験しつつ、ようやく慣れてきたところで検証再開です。まずはリモコン信号の受信センサに電源供給するだけの回路を作り、プローブを受信信号端子にかませてリモコン本体の信号を取り込みます。その後、解析リモコンに学習させた信号も取り込んで両方を比較します。

すると、「リーダとトレーラ部以外のデータは完璧」と言う、「なんだそりゃ?」的な結論が出ました。
もっと具体的に言うと、

  • リーダ部はLレベルの時間がとにかく短い
  • トレーラ部は…なんと、それらしい部分がありませんでした。

とりあえず場当たり的に、リーダ部のLレベルの時間を目測で対比し8倍の値にセット。トレーラ部はそもそも実装が無かったので追加。この2点を修正してから再度動作確認をするとようやく動作!試しにアサインしたTVの電源が付きました。ここまで来るのが長かった…。

しばし感慨に浸ってから改めてソースコードを振り返りますが、トレーラ部は「言われてみれば無いよねー」と華麗にスルーしてました。リーダ部もよくよく見ると、リーダ部の検出後に時間カウント用のタイマ分周比を変更(8bitタイマと言う事もあり、余裕でカウントオーバーフローしちゃうので最長にしていると理解)しているのですが、信号学習後の実際の送信時に分周比を戻していない!こりゃ上手く行く筈がありません。ちなみに分周比の変更前/後の比はちょうど8:1で、上記の目測の根拠はここにありました。

さて、これで一仕事終わりと行きたいところだったのですが、まだ一部のリモコンの信号しか学習出来ていません。具体的には手元にあるパナソニック製品(CATVのSTBとTV)と照明のリモコンくらい。その他の東芝製DVD&HDDレコーダやエアコン、車のオーディオやナビのリモコンは一応学習はする素振りを見せるものの、学習したデータがおかしいor送信の仕方がおかしいのか、機器が信号を全く受け付けてくれません。書籍では「勝率は50%でしたがまぁこんなもんでしょう」的記述もあるのですが、何かが引っかかりますのでもう少し粘ってみます。

現状分析すると、上手く学習出来るリモコンの信号は前回導入したロジアナで見る限り、いわゆる「家電製品協会フォーマット(以下、家電協フォーマット)」の様で、学習出来ないリモコンの信号は家電協フォーマットと双璧をなす「NECフォーマット」の様です(他にSONYフォーマットもあるんですが、この作例のプログラムでは最初から未対応を表明しているため、今回は除外とします)。

と言う事で、再び原因の究明モードに入るところで次回へ続く。

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