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2007年9月16日 (日曜日)

「私物ノートPCで自宅で仕事」についてライセンスの観点で考える

まずはこちらを参照されたし。

いわゆる会社で使用しているアプリケーションソフトウェアを個人の私物のノートPCにもインストールして自宅で仕事用に使うと言うケースである。昨今はセキュリティ制限が厳しく、そもそも私物PCの会社持込み自体がNGと言うケースもあるのだがライセンス的には許諾されるケースがある。

それは会社のデスクトップPCで使用しているアプリケーションソフトウェアをノートPCにもインストールして使うと言うケースである。

マイクロソフトのボリュームライセンスで購入したOffice製品に限ってここの資料にあるように、携帯コンピュータであればもう1台にインストールして良い事になっている(13ページの中ほどを参照)。この場合、1本のボリュームライセンスで2台にインストールしても良いと言う事になる。

まぁ、何が言いたいかといえばやみくもに「それはNG」と言い張れば良いと言うわけでは無いということ。まぁ、管理者の管理コスト(余計な手間が増えるのもコスト増と解釈)の観点からはうっかり「こういうケースもアリ」なんて漏らした日には間違った形で横行しかねないので実際は「NG」と言った方が楽で、実際「使えると知っててもあえて教えない」ケースの方が多い事だろう。

でも「知らなかった」人は「知っておいたほうが良い」。場合によってはそれで仕事の効率化、ライセンス購入&運用費用の圧縮が可能になる場合もあるのだから。それを達成してこそ管理者だろうし。

しかしながら、そもそも「ライセンス購入」と言う言葉がすでに時代にそぐわないのかも、とも思う。上でもそれを意識して「ライセンス運用」と言う表現も持ち出してみた。そもそも「ライセンス」とは「ソフトウェアの使用権」であって、これを「購入」しているからには「運用(使用権の適用期間や適用できる範囲を意識しながら使う事)」は必須なのだがこの事が困ったくらいに浸透していない。

とは言いながら実はその「使用権の適用期間や範囲」がコロコロ変わる。これが浸透しない原因の一つでもある。今回取り上げたマイクロソフトの件にしたって、ちょっと前までは「2台目のPCへのインストール」と言うことで携帯デバイスに限定していなかったはずだし(まぁ逆に自宅のデスクトップPCにインストールしたとしても業務目的のみでの使用のみ許諾と書かれていたが)。こんなにコロコロ改定されるとなると追従していく方も正直大変だ。これだったら逆にパッケージ品買って管理したほうが楽かもと言う気もしなくもない。

結果的にたくさん買ってくれる企業の管理コスト削減を謳ってのボリュームライセンス制度が機能不全を起こしているようにも見える。正直ライセンスに興味を持って勉強した人で無いとまともに分からない体系になってしまっている。マイクロソフトにはもっと一般ユーザにもわかる形(ありそうな事例をふんだんに盛り込んで)での啓蒙を期待したい。

あ、最後にこの事は受託開発案件をメインにこなすソフトウェア企業におけるオラクル製品購入にも当てはまる。オラクルにも啓蒙を期待したい。後はユーザ側もしっかりと勉強を。

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