読書日記「EQ-こころの知能指数」「内側から見た富士通「成果主義」の崩壊」
かれこれ1ヶ月以上空いてしまってますがその間に読んだ本などを紹介。
「EQ-こころの・・・」は存在自体はかなり前から知ってはいたものの、なかなか手を出せていなかったがようやく読んでみた。内容はEQの本質よりもむしろ著者の知る事例を語ると言うのがほとんどで、少し退屈気味ではある。まぁ、この手の本は事例を沢山紹介する事によって読み手に対して意識を刷り込むのが目的みたいなところがあるので(自分自身もプレゼンするならそう言う手法をとるだろうし)、そういった点では王道ではある。内容を要約すると、「すぐカッとなる」ような人間はEQが足りない。「コミュニケーション能力が云々・・・」と言われる人もEQが足りない。そしてそのEQは鍛える事ができる(単純な我慢とはまた違った方法で)。と言うことだと思うが、その「単純な我慢とはまた違った方法で」ってところが今の世の中、一番難しいんだと思う。表向きEQ高そうに見えても裏で「うつ」になってたりする人もいたりするんではないかと・・・。
もう1冊「内側・・・」はこの出版社のペーパーバックについてまず一言。正直4重表記は読みづらい。確かに英語の勉強にはなるんですが時々くど過ぎます。英単語の分だけ量が水増ししているように見えるのもマイナスかと。内容はまぁ某社の成果主義を知る人にとっては笑うに笑えない話で納得する事ばかりです。ただの愚痴だけでなく、「こうあるべきだ」と言う意見も書いてあるので救いもあります。ただ、その「実践」が最大の難関であるとは思いますが・・・。「年功序列」の魅力と、「30代でしっかり稼いで後は早々にリタイヤ」と言う人生の醍醐味。あなたならどちらを選ぶか?
P.S.読書とは別に、この間ようやく「攻殻機動隊S.A.C.2nd GIG」を全部見終わりまして、最終話で「表面上は民主主義だが中身は社会主義」と言う表現がこんなところにも出てくるか!と納得&微妙な心境になりました。
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