秋田弁→某所近辺の越後弁(?)変換講座(その2)
今回は標準語で言うところの「~よー」。代表例として「見えないよー」を挙げる。
秋田弁だとおそらく「めぇーねーはー」あるいは短縮されて「めねはー」になる思うのだが、 これを某所近辺の越後弁で話すと「めぇーねーてー」あるいは「めぇーねーてばー」となる(後者はどちらかと言えば 「~ってば」の意味合いになるか)。
前回は語尾が秋田弁の「だ」に対し、某所近辺の越後弁では「らー」に変わっていたがここでは「は」に対応する部分が「て」に 変わっている。だが、秋田弁でも「めねって」と言う場合もあるのでこれは単純な変換法則では説明できなさそうだ。
このような秋田弁と某所近辺の越後弁では語尾の変化が多いのが特徴だがそれ以外にもう1つの変化がある。 こんかいすでに登場しているのだがお分かりだろうか?
それは言葉の短縮のされ方である。「見えない」が秋田弁で極端に短縮すると「めね」となるが某所近辺の越後弁では どんなにがんばっても「めーね」である。他にも例をあげると「ご飯」が秋田弁では「まま」だが、某所近辺の越後弁では これもどんなにがんばっても「まんま」止まりである。秋田に来た当初は語尾の違いはなんとなくイメージできていたのであるが、 言葉の短縮度合いには慣れなさを感じたものであった。そんなところでその3へ続く
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